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2009年12月08日 (火) | Edit |
補陀洛山 長尾寺(ふだらくさん ながおじ)
●本尊/聖観世音菩薩
●真言/おん あろりきや そわか

本堂

●宗派/天台宗 ●開基/行基

香川県さぬき市長尾西653
八十六番札所から約7km歩くと約2時間
駐車場50台(無料)納経所横

長尾の商店街に近く、町の人からは「お観音さん」と
親しまれ、近隣住人の憩いの場ともなっている。
また、毎年正月7日には大鏡餅と三宝(あわせて180kg)を
持ち上げて、歩いた距離を競う「大鏡力餅運搬競技大会」が行われる。

大師堂

天平年間に行基が柳の木に聖観音像を彫り
安置したのが始まりといわれている。
大同年間(806~810)弘法大師が訪れて
年頭七夜の護摩祈祷を行った。
唐から帰国後、大師は入唐の大願成就を感謝し
大日経一字一石の供養塔を建てたという。
その後、兵火により堂宇を焼失。
慶長年間(1596~1614)に、讃岐国守により
再興され、後、高松藩主により庇護され
松平家の祈願寺となった。
本堂は松平頼重により立てられたもので
葵の紋入りの丸瓦が残っている。
本尊の聖観音像は、たびたびの火災にも
不思議に無事で、秘仏としてまつられている。
松平頼重はこの本尊を、讃岐の主な観音像7体の中でも
随一だとして、「当国七観音随一」と指定したという。



八十七番札所の納経
八十七番札所の納経

☆一口メモ/経憧(きょうどう)
         経憧とは、写経を埋めた上に立てるもので、
         仁王門前に左右一対で立っている。
         西側のものには「弘安六年七月」
         東側のものには「弘安九年五月」とあり
         元寇の役の犠牲者のために立てられたものと思われる。
         重要文化財に指定されている。

        静御前剃髪塚         
         静御前がこの寺で得度した時に
         剃髪した髪を埋めたという。

お遍路の奇跡お遍路の奇跡
(2005/04)
杉浦 詩奈

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