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2009年06月09日 (火) | Edit |
菅生山 大宝寺(すごうざん たいほうじ)
●本尊/十一面観世音菩薩
●真言/おん まか きゃろにきゃ そわか

参道

●宗派/真言宗豊山派 ●開基/明神右京・隼人

愛媛県上浮穴郡久万高原町菅生1173
四十三番札所から約95km歩くと約30時間
駐車場30台(無料)境内まで徒歩約5分

大宝寺は八十八の霊場のちょうど真ん中。
前の札所から95kmもあり、いわゆる
「遍路ころがし」という難所。
参道には樹齢300年にも及ぶ杉や檜が立並ぶ。

百済から十一面観世音菩薩を携えてやってきた
聖僧が、山中に安置した。それを、明神右京・隼人という
猟師が発見し、草庵にまつったのが始まり。
文武天皇の勅願により、大宝元年に寺院が建立され
当時の元号にちなんで大宝寺と名付けられた。
その後、弘法大師がここで密教三密を厳修
第四十四番札所に定めた。
この寺は3度も火事にあい、再興を繰り返した。

脳の病に苦しむ後白河天皇の病気平癒を願って
勅旨がやってきた。そのかいあって病が治ったため
天皇は妹宮を下向させ、勅願寺とした。
この逸話により、病気平癒を祈願する人が多い。



四十四番札所の納経
四十四番札所の納経

☆一口メモ/山頭火の句碑
         漂泊の俳人・種田山頭火の句碑。
         「朝まいりはわたくし 一人の銀杏ちりしく」
         が、境内の片隅にある。

2泊3日からはじめる四国遍路の旅2泊3日からはじめる四国遍路の旅
(2007/06)
菅野 匡夫

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