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2009年05月12日 (火) | Edit |
藤井山 岩本寺(ふじいざん いわもとじ)
●本尊/不動明王、観世音菩薩、阿弥陀如来、薬師如来、地蔵菩薩
●真言/不動明王・のうまく さんまんだ ばざらだん せんだ 
             まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん
      観世音菩薩・おん あろきりゃ そわか
      阿弥陀如来・おん あみりた ていせい からうん
      薬師如来・おんころころ せんだり まとうぎ そわか
      地蔵菩薩・おん かかかび さんまいえ そわか

本堂

●宗派/真言宗智山派 ●開基/行基

高知県高岡郡窪川町茂串町3-13
三十七番札所から50km歩くと約12時間~14時間
駐車場12台(200円)山門より約20m先

聖武天皇の勅願により行基が開創。当時は福円満寺と称した。
後に弘法大師が訪れ、5社5ヵ寺を建立。
一の宮に不動明王、二の宮に観世音菩薩、中の宮に阿弥陀如来、
四の宮に阿弥陀如来、森の宮に地蔵菩薩を安置した。
その後兵火により焼失、再興や廃寺などを繰り返し
明治22年に現在地で再興された。
本尊が5体あるため、それぞれのご真言を唱えなくてはならない。

大師堂

弘法大師にちなんだ「七不思議」の伝説が伝わっている。
①三度栗/大師の霊力で7回も花を咲かせ、3回も実る木。
②筆草/大師が使い古した筆を植えたところ、筆そっくりな草が生えた。
③桜貝/磯の貝が桜の花びらになったという。
④口無し蛭/大師が娘の血を吸った蛭の口を封じた。
⑤尻無し貝/人々が怪我をしないように巻貝の尖った部分を大師が除かれた。
⑥子安桜/難産の女性を見つけた大師が、桜の木で加持して安産させた。
⑦戸たでずの庄屋/盗難で困っていた庄屋のために大師が祈念した。
などで、中には現存するものもある。

昭和53年に建立された本堂の天井一面には
575枚の絵が描かれている。
この絵はプロから素人まで約400名が描いたもの。
洋画・日本画・水彩画・水墨画・ちぎり絵から
マジックペンやペンキで描いたものなど種類も様々。
画題も、仏様からマリリン・モンローまで、多岐にわたっている。
今ではこの寺の見ものになっている。



三十七番札所の納経
三十七番札所の納経

☆一口メモ/歓喜天
歓喜天

平成8年に落慶したお堂は、木造で円形という珍しい建物。
本尊の歓喜天は、元はインドの神主だったが、
仏道修行の誘惑者として様々な悪事を働いた。
後に仏に帰依し、財宝の神様、博愛の神様として信仰を集める。
商売繁盛、夫婦円満、子授け祈願、病脳祈願、盗難退惨、
財宝成就の信仰の対象として有名。

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加賀山 耕一

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